介護職に必要な3つの資格を紹介

介護職員の仕事には、資格がなくてもできる仕事と有資格者でないとできない仕事が存在します。

介護施設や訪問介護において、掃除や家事の手伝いなどの生活援助は資格がなくても行えます。

しかし、訪問介護で食事や入浴の介助など身体に直接触れる業務を行うには介護職員初任者研修という資格が必要です。

介護職員初任者研修は介護職としての基礎が身に付く資格であり、資格を持っていると採用にも有利です。

取得にかかる期間は最短で1ヶ月、費用は10万円前後かかります。

介護福祉士という資格は、介護資格の中でも唯一の国家資格であり、取得すると介護職員初任者研修よりも業務の幅が広がります。

介護福祉士を持っていると、利用者家族からの相談への対応や介護職員の指導などの業務に携われるようになります。

資格の取得難易度は高く、実務未経験の状態から取得するには福祉系の学校や養成施設で学ばなければなりません。

3年以上の実務経験と介護福祉士実務者研修という資格があれば介護福祉士を受験できます。

介護福祉士を取得した人におすすめの資格は、ケアマネジャーという介護の計画が立てられるようになる介護保険のスペシャリストとも言える民間資格です。

他にも、介護保険の被保険者や家族からの相談を受けることや関連機関との連絡調整ができるようになります。

介護福祉士や社会福祉士などの資格に基づく実務経験が5年以上、または介護施設で相談員としての実務経験が5年以上あれば受験できます。